これからが、本当の戦いでしょ? [サッカー]
サッカーW杯:岡崎、頭でねじ込む…南ア一番乗り決める - 毎日jp(毎日新聞)
王手をかけていた日本が敵地でウズベキスタンを破り、南アフリカ一番乗りを決めた--。6日にウズベキスタンのタシケントで行われたサッカーの10年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、A組の日本はウズベキスタンを破り、W杯出場権を獲得できる2位以内を確定させた。
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ぎっしり埋まった客席でウズベキスタン国旗の小旗が揺れ、ボールを持てばブーイングが浴びせられる。「完全アウェー状態」の中、日本が世界への扉をこじ開けた。
ゴール裏の一角に押し込められるようになりながら声援を送った日本サポーターに、歓喜は早々に訪れた。
前半9分。大久保の激しいプレスで中途半端になった相手のクリアを拾った長谷部が中村憲へ。DFラインの裏に狙いすましたスルーパスを出すと、岡崎が抜け出した。難しいバウンドにうまくタイミングを合わせて左足でシュート。いったんはGKにはじかれたが、倒れ込みながら再び頭で押し込んだ。
「自分の生きるところを証明できるのはゴールだけ」という岡崎らしい泥臭いゴール。のどから手が出るほど欲しかった先制点で、日本の試合運びは楽になった。
その後は、前掛かりになったウズベキスタンを日本が受ける展開。押し込まれても、ずるずる引くことなく対応した。股(こ)関節痛などを抱える中村俊が相手ドリブルに食い下がってスライディングすれば、主将の中沢は最終ラインで体を張り続けた。終了直前に長谷部が退場、ベンチの岡田監督が退席になるアクシデントがあっても、日本の集中力は最後まで途切れなかった。
「W杯で4強入り」を掲げる指揮官の下で、選手たちのたくましさは確実に増した。ウズベキスタンとの苦しい戦いを制し、日本代表の挑戦の舞台は、世界へと移った。【野村和史】
○…序盤からホームのウズベキスタン優位とも取られかねない「アウェーの笛」が続いた。後半44分には、副審の指摘で長谷部がひじ打ちしたとして一発退場処分。直後に岡田監督が退席となった。監督生活で初の退席となった岡田監督は勝利の喜びをかみしめながらも、審判団に対しては「全然、何も言っていない。選手に指示を出していたら退席になった。こんなの初めてだし、信じられない」と怒りを隠せなかった。
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