これは是非見てもらいたい [歴史]
明治27年(1894)に竣工した重要文化財「旧帝国奈良博物館本館」は、この夏「なら仏像館」と名をあらため、生まれ変わります。照明設備を一新し、作品の素晴らしさをより感じていただけるよう心がけました。展示されるのは、すべて館蔵ないしご寄託をいただいている仏像で、飛鳥時代から鎌倉時代にかけて制作された名品を中心としており、まさに「至宝の仏像」と呼ぶにふさわしい内容です。
同時に、長くお預かりしていながら、これまでなかなか展示の機会を得られなかった仏像にも登場していただくこととしましたし、近年の当館の調査研究により、これまで知られていなかった価値が見いだされたり、新たな位置づけが可能となった作品もあります。
東大寺からは、法華堂の国宝・脱活乾漆金剛力士像が出陳されます。もちろん寺外での公開は初めてのことです。奈良の地に仏教文化が最も栄えた天平時代を代表する雄偉な巨像の魅力をご堪能ください。
今後「なら仏像館」は、これまで以上に仏像ファンの皆さんの聖地となり、奈良を旅する方々の必ず訪れるべき場所となるよう、展示の充実に努力してゆきます。ひとりでも多くの方に、くりかえしご訪問いただくことを願ってやみません。
国宝 金剛力士立像(法華堂所在)[吽形]
東大寺所蔵 写真:飛鳥園
仏像マニアには堪らない朗報ですね。普段は薄暗い法華堂から、金剛力士像が出展されます。照明を一新したというお話ですので是非ご覧になってもらいたい。平城遷都1300年ですから尚更ですね
2010-07-19 01:00
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